2011/08/01

7月の読書

7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3735ページ
ナイス数:48ナイス

クアトロ・ラガッツィ 下―天正少年使節と世界帝国 (2) (集英社文庫 わ 13-2)クアトロ・ラガッツィ 下―天正少年使節と世界帝国 (2) (集英社文庫 わ 13-2)
悲劇へ悲劇へと向かう物語。これがつくりごとでなくて実際の出来事であったのが辛い。戦国の世では、一人の人間(為政者)が、その機嫌ひとつで大きく歴史を動かしていたということが本当に凄い。きらびやかなイメージを少年使節には持っていたけれど、かくも凄惨な現実があったのですね。。
読了日:07月04日 著者:若桑 みどり

幼稚園では遅すぎる 新装版 (サンマーク文庫 G- 108)幼稚園では遅すぎる 新装版 (サンマーク文庫 G- 108)
母親たるものこのように心構えをすべし、という内容。ご高説ご尤も。でもじゃあ具体的にいつどういうことをすればいいの? はわからない。結局わが子を見つめてバランスよく育てなさい、ってことなんだよね。それが難しいんだよね。。
読了日:07月11日 著者:井深 大

妖怪アパートの幽雅な日常5 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常5 (講談社文庫)
今回もるり子さんの料理は果てしなくうまそうであった。気仙沼出身としては秋刀魚にはうるさいよ。キャラも増えてにぎやかでいい感じです。夕士(側の人々、というべきか)自体、ちょっと上から目線的なとこあるよね? 時々独善的なニオイを感じてもやっとすることもあるんだよねこのシリーズ。でも面白いからずずいと読んじゃうけど!
読了日:07月12日 著者:香月 日輪

Re-born はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)Re-born はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)
よく見ずに伊坂作品かと思ってアマゾンでポチったらアンソロジーだった。どの作品も心がほっかり温まっていいきもち。鼻の話がすんごくよかった。こういう、遠慮のある夫婦の関係がたまらなく好き。うち? うちは遠慮なさすぎです!
読了日:07月12日 著者:伊坂 幸太郎,瀬尾 まいこ,豊島 ミホ,中島 京子,平山 瑞穂,福田 栄一,宮下 奈都

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)
ものすごく怖いのを覚悟していざ。そういうシーンよりか、建物の複雑さ奇妙さの描写が不安を煽って怖かった。浦戸の正体、その所業があきらかになっていくくだりではほんとうに惨くて酷くて怖気をふるう。TH版はイラストの怖さもあったので、今回テキストだけで感じる怖さはまた別物でよかった。あと某氏、ぼーさんの純情を踏みにじった罪は重いよw
読了日:07月15日 著者:小野不由美

続巷説百物語 (文芸シリーズ)続巷説百物語 (文芸シリーズ)
今更だけどこれってキャラ小説だったんだなぁ。と。前作を読んでから日が経っているので色々忘れちゃってて細かいことが気になるけど読み直すのも億劫だったり。。光と闇のあわいでふらふらとモラトリアムしたい百介氏の気持ちは良く分かる。寂しいラスト。
読了日:07月16日 著者:京極 夏彦

ヘンな間取りヘンな間取り
書店で見つけて。マドリスト(俄か)としては買わざるを得まい。じわじわくる。暫く同じページでくつくつと笑ってしまう。ただ、けっこう似た感じのやつが多くて少々飽きるきらいも。そしてつっこみどころに矢印を入れてるのは余計だ、余計だよ。
読了日:07月19日 著者:ヘンな間取り研究会

後巷説百物語 (Kwai books)後巷説百物語 (Kwai books)
百介さんの百物語、これにて語り終い。怪が活きていた時代、闇の世界に棲む者たちへの已むことなき憧れ。そういうものを解き放って、静かに逝った一白翁に安らぎあれ。おぎんさんがどういう経緯で子どもを産んだのか知りたい知りたい。
読了日:07月21日 著者:京極 夏彦

絶対泣かない (角川文庫)絶対泣かない (角川文庫)
女性と仕事の話。短いしツルリと読める。脱毛後のお肌のように。営業の話と看護師(当時は看護婦だったらしい)の話がよかった。専業主婦と銀行員は、ちょっとヤダった。派遣のキモチに共感。そろそろ働かないと、かなぁ。。
読了日:07月28日 著者:山本 文緒

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