2013/02/03

1月の読書

俄然。

2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4789ページ
ナイス数:70ナイス

緑雨警語 冨山房百科文庫 (41)緑雨警語 冨山房百科文庫 (41)感想
ところどころでニヤリとしつつ。時代を超えて楽しめるアフォリズム。人間性は普遍ということ? 本文も解説も、ちょくちょく力みすぎ〜なところがあってそれにもニヤリ。
読了日:1月8日 著者:斎藤 緑雨


ミドルセックスミドルセックス感想
大河であった。デズデモーナとレフティーの逃避行と、カリオペの逃避行の部分が好き。最後の祖母と孫の会話がなんだか心温まった。
読了日:1月9日 著者:ジェフリー・ユージェニデス

聖家族のランチ聖家族のランチ感想
あああ、やっちまったなぁ、という感想。父と娘の静謐な対話は良かった。母と息子がダメだな。
読了日:1月10日 著者:林 真理子


なたぎり三人女なたぎり三人女感想
小金持ちの独身女性のスカッとした友情と日常。楽しかった。
読了日:1月10日 著者:群 ようこ



赤い月―マヒナ・ウラ赤い月―マヒナ・ウラ感想
ハワイの日本人移民社会の狭いがゆえの人びとの繋がりが面白い。しかし今ひとつのめりこめなかった。。
読了日:1月13日 著者:森福 都


明日のことは知らず 髪結い伊三次捕物余話明日のことは知らず 髪結い伊三次捕物余話感想
やったあ久々の伊三次回〜。でも伊三さん不惑を過ぎてもヘタレっぷりは相変わらずです^^ 奉公中のお嬢の様子も窺えたし良かった。「やぶ柑子」温かいラストで救われる。いい人が報われないのは寂しいよね。
読了日:1月14日 著者:宇江佐 真理
限界集落株式会社限界集落株式会社感想
面白かった…けど起伏に乏しすぎた。もっと波瀾万丈でもいいです!
読了日:1月16日 著者:黒野 伸一


銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)感想
全編駄洒落と汚物と暴力と下品と駄洒落と駄洒落に満ちた苦笑失笑の短篇集。参りました。ははあ。李・バイアさんは名前で笑った。あー脱力脱力。
読了日:1月19日 著者:田中 啓文

つるかめ助産院つるかめ助産院感想
やはり妊娠小説は心が温まる。そして妊娠したくなる。南の島で逞しく生きるひとたちに支えられて、まりあがお腹の子と一緒に育っていくのがよかった。小野寺くんの話も聞きたかった。でも突然現れるのは断じて良くない! 安易だ!
読了日:1月20日 著者:小川 糸
星やどりの声星やどりの声感想
ときどき地の文がおかしいなあと思っていたら、そうかそういうしかけだったのね~っていう楽しさもあり、早坂家の仲睦まじさ、それぞれの優しさに触れてほっかりともなり。いい話であった。
読了日:1月23日 著者:朝井 リョウ
七人の敵がいる七人の敵がいる感想
ベンキョーになったわあ。主人公のあまりの男らしさに初めは面食らったけれども。だってうちの夫そっくりなんだもの。でもだんだん痛快になって、しまいにはそのバイタリティーの強さに小気味よさを感じました。主人公の夫が、暢気で頼りなさげながらも実は懐の広い御仁なのにちょっとだけ感動した。でも妻に甘え過ぎである。
読了日:1月23日 著者:加納 朋子
舟を編む舟を編む感想
辞書編集。またニッチな。辞書にかける愛と情熱。変わり者の恋。お調子ものの苦悩。時の流れ。企画の実現。登場人物それぞれに味わいがあって、ときにコミカルなエピソードが楽しくて。うまいなあ。そして装丁が泣かせる。辞書編集のアルバイトをしてみたくなったようなw
読了日:1月25日 著者:三浦 しをん
タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)感想
ははあ。なるほど。さほどドラマ性もない日常の連なり。癒し系? いや癒されはしなかったな…。もっと若いときに読むべきだろう。「ウォータープルーフ」は小技を効かせてていいなあと思った。笑ちゃんの想いが報われるといい。
読了日:1月28日 著者:飛鳥井 千砂
たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖感想
不思議なことは何も起こらない…と思ったらけっこう起こった。軽い謎解きもので読み易くはあるけれど。中途半端な津軽弁がもどかしい。がっつり書いたら訳がいるかw
読了日:1月29日 著者:堀川 アサコ

ブラック・ジャック・キッド (新潮文庫)ブラック・ジャック・キッド (新潮文庫)感想
母親の包容力が凄い。マントの時点でわたしなら止めてるわw 妄想力も将来の可能性も夢も希望もはちきれんばかりの小学生。辛い現実もあるけれど逞しく生き抜く。ちゃんと育って良かったなあ。
読了日:1月29日 著者:久保寺 健彦

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