3月の読書

3月の読書メーター
読んだ本の数：6冊
読んだページ数：2157ページ
ナイス数：39ナイス

神州纐纈城 (大衆文学館)
わお。「伝奇小説」というくくりにこれほどぴったりくるお話もあるまいかと。月子の水浴びシーンの描写が笑ってしまうほど執拗でまさしくエロであった。奔馬性癩の凄まじさ。グロ。気持ち悪かった。打ち切りか、ってほどぷっつりと終わっているのになんという清清しさ。
読了日：03月04日 著者：国枝 史郎

【賢い子に育つ！０歳からのらくらく子育て】　カヨ子ばあちゃん73の言葉
読みやすい。その他の著作のサブテキストといった感じでしょうか。ハードルも低いのでとっかかりにいいかも。数多の情報に振り回されずにわが子と向き合って子育てしようね。
読了日：03月09日 著者：久保田カヨ子

ぼんくら
人情もの。お徳さんのあたたかさが、佐吉の善良さが切ない。なかなかどうしてぼんくらでない井筒の旦那が素敵。弓之助もおでこも可愛い。『おまえさん』を読んだ母が「お父さんと一緒に笑いながら読んだ」と言っていたので興味を持ちまして。しかしどうも前に読んだこともあるような気がしてならない。前は一度読んだ本は読み返したら絶対それと分かったもんだけど。。これも切ない。
読了日：03月23日 著者：宮部 みゆき

日暮らし 上
図書館でこれを先に借りてしまったのだけど、不安に思って調べて『ぼんくら』をあわてて借りて先に読んでよかった。かなりネタバレではないか。井筒様の素敵さが増しているような。子取り鬼の話は恐ろしい。手前勝手な人間がいちばん怖い。子ども達の描写があるたんびに不安に掻き立てられてハラハラしたよう。葵さん上手柄。同じ話で、女中・お六の目を通して葵という人のひととなりも知ることができてよかった。日暮らしは続きはどうなる。なんとなくわかるけど下巻にGoだぜ。
読了日：03月26日 著者：宮部 みゆき

日暮らし 下
図書館の返却期限も迫ったことなので一気読み。各方面でいろいろと切ない。湊屋のびっくりするほどのどろどろはいつか晴れる日がくるのだろうか。井筒様の細君がほんとうに大人だなぁ。こういう天然にあこがれてみたり。さて『おまえさん』も読まなくっちゃ！
読了日：03月27日 著者：宮部 みゆき

木暮荘物語
面白かった。各人の性のありよう。「柱の実り」が好きである。出張早く終わるといい。「ピース」切ない。母親は強い。新生児も強い。最終章、並木が未練たらしく日本にいて笑った。素敵なひと。
読了日：03月28日 著者：三浦 しをん

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
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